車の傷防止プロテクションフィルムの施工価格がなぜ高いのか?それでも今なぜ注目されるのか?
さらには最新システムの塗るプロテクションフィルムまでMizzなりに書かせていただきます!!
画像は、以前施工させていただきましたプリウスの傷防止プロテクションフィルムの貼り施工風景です。
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車の塗装は、強い衝撃や引っかきにより剥がれたり削れてしまいます
プロテクションフィルム(傷防止シート)を語る上でまず重要なのは、車両塗装の特性とその弱点(問題点)が重要になってきます。
車の塗装について
車の塗装は、ボディその物(鋼板)を酸化(錆)から保護し、長期に渡り守る効果があります。
それと同時に色を付けることにより、オリジナリティや個性を出すことが出来ます。
純正の塗装は、一般的な補修塗料よりも強度耐久性に優れているのは、言うまでもありません。
しかし、この高性能な塗装も万能ではありません。
車の塗装硬度は、鉛筆硬度でいえば最大(硬いもの)で4H程度と考えられ、かなりの硬度があります。
ただし、カラーやメーカー等で塗装の基本性能は、大きく違います。
塗装に対する外的要因
車の塗装がかなりの品質であることは上記の通りですが、それより硬いものが当たったり、擦ったりすれば当然傷が入ります。
硬度的には倍程度の9Hあるガラスでさえ、石で擦れば傷が入ってしまいます。
しかも車は、非常に速い速度で動きますので、傷を防ぐのは本来不可能です。
また、近年大気汚染による酸性雨やPM2.5、地域によっては火山灰、春先の黄砂、夏の虫被害、鳥フン等車の環境はかなり過酷ですので、
ガラスコーティングやこまめな洗車で車のお手入れは必須です。
車の塗装を守るには
車の塗装を長くキレイに保つのに、最も一般的な行為はワックスを含むコーティング類です。
塗装の維持には有効ですが、走行中の飛び石等外的衝撃にはどんなにハイスペックのコーティングをしても、塗装自体が剥がれてしまいますので効果がありません。
この飛び石等外的衝撃から保護するのが、プロテクションフィルムということになります。
ボディコーティング
ボディーの美観を保ち塗装表面の劣化を防ぐのが、ボディコーティングの役目かと思います。
コーティングの特性により長期に渡り保護できるものもあります。
短期型or中期?型
短期型の代表といえばやはりワックスでしょう。艶も出ますし、傷を隠すことも可能です。
ワックスといえばシュアラスターが有名ですね。しかし、施工の手間のわりには持続性が悪く、拭き残し等ありますと、
後々取れなくなることもあり、汚れを寄せ付けてしまうこともあります。
これらの問題を解決したのが、最近流行りの簡易コーティング剤です。
こちらもシュアラスターになってしまいますが、ゼロウォーターが有名ですね。
簡易コーティング剤は、効果の長いもので3ヶ月程度維持できるものもあります。
当社のオススメは、DPRO Type3Dです。
当社でも販売してりますので、よろしければお試しください。
長期型
車のコーティング専門店で行われるボディコーティングです。メンテナンス次第で、3~5年の保護効果が期待できます。
⇒当社のコーティングについてはこちら
最近ではプロ仕様を一般向けに使いやすくして販売しているようなコーティング材もあります。
プロが一般向けを勧めるの?と思うかもしれませんが、専門店のガラスコーティング価格は、お世辞にも安いとは言えません。
また、自分ですることで愛着が増したり、洗車が大好きでDIY施工したい人もおられますのでいい事だと思います。
Mizz的には、今出回っているコーティング剤で基本性能がまるでダメなものは無いのではないかと思います。
ただこれだけは言えます。
コーティング性能に違いが出るのは下地です。
下地処理の違いで、コーティング性能を引き出せるかどうかが決まります。
プロテクションフィルム(傷防止シート・テープ)
ペイントプロテクションフィルムとは、コーティングとは全く異なるアプローチでボディの保護を目的とした、
アメリカで開発された耐候性・耐摩耗性に優れたポリウレタンフィルムです。
透明な特殊フィルムで塗装面を覆うことで飛び石やキズから愛車を守ります。
スマホの表面に貼るシートのように表面に一枚あるだけで擦り傷などは圧倒的に減りますよね。
簡単に言いますと、超厚みのあるサランラップといった感じで、衝撃もその厚みで吸収します。
プロテクションフィルムの最大の利点は、プロテクションフィルムを剥がせば新車のような状態に戻せる事です。
厳密には、貼れない箇所が若干ありますし、極端に攻撃性のある物に当たってしまった場合に破れることも稀にはありますので、
全てを防ぐことは出来ないのですが、ほぼ防げると言っていいと思います。
国内最高峰レースのスーパーGTカーにも施工させていただいておりますが、その保護性能は抜群です。
さらに、最近のプロテクションフィルムは、艶も良く、施工技術にもよりますが、言われなければ貼り付けていることが分からないほどレベルが高いです。
プロテクションフィルムのがなぜ今普及しだしたのか?
以前は、いわゆるスーパーカーの問い合わせが多かったのですが、最近になってよく国産の一般車両の問い合わせが増えてきました。
この要因となったのは、自動車保険の改定により、いざという時でも保険が使いづらくなったからだと思われます。
詳しくはこちらの記事をお読み下さい。
⇒使えない自動車保険
ただ、プロテクションフィルムの施工料金は、かなりお高いですのでそこのバランスが非常に難しい状況です。
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プロテクションフィルムまとめ
プロテクションフィルムの概要については前述の通りで、通常のコーティングを遥かに凌駕する性能を持っています。
が、そのプロテクションフィルムも万能ではありません。
プロテクションフィルムの種類
プロテクションフィルムは守る部分により種類があります。
ボディー用プロテクションフィルム
ボディーの塗装面を守るプロテクションフィルムです。
艶あり(グロス)の物が一般的ですが、他に「ステルス」と呼ばれるつや消しの物もあります。
主要メーカー
XPEL、3M、AVERY、HEXIS、ユニグローブ等
メーカーにより厚みが違ったり、防汚性能だったりと特徴が違います。
Mizzでは、XPELプロテクションフィルムを推奨しておりますが、
様々なプロテクションフィルムが流通するようになり、その選択肢を活かして施工させていただいております。
ヘッドライト用プロテクションフィルム
ヘッドライト用のプロテクションフィルムは、ボディー用のプロテクションフィルムよりも厚いです。
その為、現代の凝った形をしたヘッドライトですと施工できないケースも多く、透明であればボディ用のプロテクションフィルムを施工します。
ガラス用プロテクションフィルム
フロントガラスを、飛散物により割れるのを防ぐのに使います。
元々は、レース車両で使われておりましたが、一般車両にも使われるようになってきました。
主要メーカー
クリアプレックス
プロテクションフィルムの貼り方
プロテクションフィルムの施工液は、基本的にはウィンドウフィルムを貼るような液体の施工液ではなく、専用のジェルを施工液として使い貼り付けていきます。
プロテクションフィルム施工動画を見て分かるように、複雑なパーツを1枚のフィルムで出来るだけ貼れるように考えられていますので、位置合わせが難しいです。
その間にフィルムがボディに引っ付いてしまわないように出来るだけ滞留できるようになっています。
貼り方を間違えると
小さなパーツでも、貼り方を知らないと動画のようにエア(空気)が入ってしまいます。
それだけ貼るのが難しいということが言えます。
プロテクションフィルムの施工価格
プロテクションフィルム施工価格は、一番気になるところでしょうが非常にお高いです。
プロテクションフィルム施工価格は高い
最近では、ドアカップや上記動画のようなバンパーのプロテクションフィルムが純正でも用意されるようになりました。
が、あの価格から想像するととんでもなく高いです。
ザックリと見積もりさせていただく際、フロント廻り(ボンネット・両フロントフェンダー・フロントバンパー)で、大体30万円程という車が多いです。
⇒プロテクションフィルム参考価格表はコチラ
ビックリしますよね!!
Mizzもそうですが、庶民には高嶺の花です。
では、なぜプロテクションフィルムは高いのか?
プロテクションフィルムは、なぜ高い?
プロテクションフィルム施工料金が高い理由、それはズバリ材料が高いからです。
プロテクションフィルムの価格は、通常のラッピングフィルムのおよそ3倍ほどの価格がします。
そして、車両形状に合わせてある「プレカットフィルム」は、さらに高額になってしまいますので、必然的にプロテクションフィルムの施工価格も高くなるということです。
さらには、プレカットフィルムを貼るにはかなりの技術が必要です。
なので、国内のトップインストーラーは、わずかしかおりません‼
Mizzも今までたくさん貼ってきましたが、未だにお師匠様の助けを借りております。
高額な料金だけに、仕上がりも最高にしたいので✋
プロテクションフィルム最強?
プロテクションフィルムは、飛び石対策としては確かに最強です。
ただし、飛び石には強いのですが、汚れには若干弱さを感じます。
プロテクションフィルム+コーティング
汚れには弱さがでてしまうプロテクションフィルムですが、最近になってプロテクションフィルムにできるコーティングも出てきました。
さらには、防汚処理済みの物も出てきつつあります。
Mizzでは、プロテクションフィルムに対応したコーティングも施工しておりますので、安心してご依頼下さい。
プロテクションフィルムではありませんが、参考までに
次世代プロテクション
プロテクションフィルムは、貼り付けるのですが、今徐々にきているのが塗るプロテクションフィルムです。
今後が楽しみですね。
愛車を守りながら、楽しみましょう!!
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